再会

去年の夏に、旅行で知り合った友達と栄で再会した。そいつは同い年で、しかも名古屋にいて、お互い近いところにいるのに「次は日本で会おう」って話してから10ヶ月がたってた。初めて会ったのは、タイのカオサンからカンボジアへのバス(というよりはバン)が朝6:00に出発するってとき。その日は5:50に起きて、まっじ慌てて集合場所になんとかたどり着いたときに、息ぜーぜーで「ここってカンボジアへのバス待ちですよね」って話しかけたっけ。しかしほんと焦った。前日の夕方に始めてカオサン来て、地理感覚全く無かったし方向音痴だったし。乗り遅れたときの自分の哀れな姿想像しながらケツ叩いてたからね。朝のカオサンをあんだけ疾走することはもうまずないだろうな。乗り遅れなくて改めて感謝したいのは、前日シェアしてて起こしてくれた日本人旅行者。飛び起きて飛び出して、たいした言葉もなく別れたけど、カオサンやパッポン案内してくれて、あとほんと起こしてくれてありがとう。一期一会っすね。

知り合った友達とは別行動してたけど、結局カンボジアへの入国と出国一緒だったり、ゲストハウスのスタッフに半ば無理やり売春宿連れてかれたり、旅行してたこと話してるといろいろ思い出す。バイクや車に抜かされまくって、汗だくになりながら自転車漕いでってアンコールワット発見したときは、悔しいけど鳥肌たっちゃったしね。一人小さく力強くガッツポーズしてみたり。
俺は社会人、会った友達は目標に向かって勉強中。お互い旅行の楽しみは知ってしまったけど、沈没したり、放浪し続けちゃったりする「海外ひきこもり」ってやつになることなく、日本の居場所でも頑張るってことを忘れていない気の持ちよう、その姿が嬉しいってもんで。

そうそう、タイに戻ったときに聞いたんだけど、アンコールワットのある街シェムリアップには、北朝鮮国営のレストラン、別名‘平壌レストラン’ってのがあって、そこには本物の‘喜び組’がいるらしいんです。機会がある方は是非。
「Angkor Wat」