自分の布団が一番寝られる

ボンソワ。ひさです。フランスもかなり好きになって帰ってきました。えこひいきです。要はかぶれ。メルシー、とかも言ってみる。
パリ着いてパレ・ド・トーキョー行ってノートルダム大聖堂行ってエッフェル塔行ってルーブル美術館行ってロダン美術館行ってモン・サン・ミッシェル行ってアラブ世界研究所行ってオルセー美術館行って凱旋門行ってカルティエ財団現代美術館行って新凱旋門行ってユネスコ本部行ってポンピドゥー芸術文化センター行ってルーブルもう一回行って日本帰ったら東京写真美術館に世界報道写真展行ってと、人と文化に刺激を受け続けた二週間でした。メルシー。

野宿して見たモン・サン・ミッシェルでの朝日も、ドラクロアも、ロダンも、マネも、ジャン・ヌーヴェルも、フランク・ロイド・ライトも、コルヴィジェも、ピカソも、安藤忠雄の瞑想空間も、イサム・ノグチの庭も、美味すぎたバケットのサンドイッチも、パンに飽きて食ってた美味すぎた中華も、道に迷ったときに助けてくれたおじさんも、ポンピドゥーに無料で入れてくれた兄ちゃんも、旅行中に会ったいろんなことしてていろんなところに行ってる旅行者たちも、水より安く売ってたワインも、北アフリカからヨーロッパに密入国する報道写真も、パリの地下鉄の路線図と同じように田舎者丸出しで見てた東京の路線図もすべて、一瞬一瞬のすべてが今後の自分へのスパイスにさせて帰ってこれたような気がしてます。初めから涙もろいけど、旅行すると感受性豊かになって帰ってこれるような気がするから嬉しいもんです。泣いてないけど。


残念だったのはオルセーにいた日本人観光客。「あ〜これこれ!」とか言いながらマネの「笛吹きの少年」の前で写真撮るだけ、ほんとひとりずつ絵の前に立って撮るだけ、で去っていった日本人のオバサンたち。おいおい見ていけよ、と。せめてみんなどいやってるんだから礼くらい言えよ、と。つーか来んなよお前ら、と。旅行してていちばん憤り感じた瞬間でした。残念だったのは自分の知識の無さ。遊んでばっかだった学生時代に悔いはないけども、いろんなところに行ったり見たりしてたなかで、「たしかこれ社会の授業でやったっけ、結局なんだっけ?」って瞬間はつくづく自分は情けないと思いしらされて、べつに教師でも伝道師でもないけども、もっともっといろんなこと知っとけよ、頭入れとけよ、ニュースとかちゃんと読もうな、って感じたものでした。ほんと記憶力がなくなってるのが、いままで勉強してこなかったことが理由なんだろうなーって感じるのがかなり心苦しかったです。良くも悪くもいろいろ感じて考えさせてもらえた旅行でした。感じて考えただけではい終わり、になりませんよーに。



来年はワシントン行きたいなーとか思いつつも、アジアの喧騒と混沌とした雰囲気に包まれたいーとか思ってて、でも旅行を始めると三日くらいで帰りたくなる気持ちもでてくる自分は長い旅行は向いてないっつーのはずっと実家に住んでるのが理由なんだろうなーとか思いながら、やっぱり一人暮らしは30になる2012年までにはしとかなきゃいかんなーと、じゃあひとり暮するとしたらカウンターキッチンと広いダイニングは欲しいよなーとか妄想してて、そのためには稼ぐもの稼いでいかなと、じゃあ刺激もかなり受けたことだし、新しい仕事頑張るかー!とか思ってみる。思って終わり、になりませんよーーーに。