やっと読んだナツイチ

キッドナップ・ツアー (新潮文庫)

キッドナップ・ツアー (新潮文庫)



やっと読んだ。車通勤になってからペース落ちまして。内容は、精神的に大人びた小5の主人公のハルが、二ヶ月前から家にいなくなった甲斐性なしで情けないおとうさんに夏休み第一日目に誘拐されてひと夏のユウカイ旅行する話。

言いたくても言葉が見つからない子供の心境に共感できてたまらないですよ。まあ詳しい解説は重松清がしてて嬉しかったんでそっち読んでください。完璧なまでに僕らの感想言ってくれてますから。「わかるわかる、って言ってるところわかるわかる!」みたいな。今でも言葉が見つからんわ。なんで同じように感じてるはずなのに自分の言葉にできないんでしょうかね。あ、いま小説家にすげー失礼なこと言ったかも。「言った」じゃない「書いた」が正しい。そういえば、「メールで言った」っていうのもおかしな表現。今日は朝から日本語の誤用についていろいろ言ってましたね。もうこうやって書くのもクドいっつの。そう、テレビで斉藤孝先生とかでてました。結構賛否両論みたいですけど僕は好きです。『AERA』に毎週本の解説してますし。理由になるといえばそのくらいなんですけど。あ、賛否両論みたいですけど『AERA』も好きです。毎週は買ってないくせに。無理やり読み始めた就職活動はじめのころ思い出します。勢い余って「就活戦士宣言!」みたいなことしてたような。二年前なのに若いなー、とか思いますね。転職してやんの(笑)




閑話休題角田光代は『これからはあるくのだ』って著者の旅行エッセイを読んだのが最初で、「わ、このひと旅人だ」とか思った記憶があります。インド行ったときに持ってた本です。さっき、このあいだの旅行で知り合った人から連絡があって、今度はインドに行くそうで、絶対楽しいだろうから気つけてって感じなんですよ。行ったことあるからってちょっと上目線でやんの。とにかくまた、僕もウシ君たちに囲まれたもんです。