電車男』観てきた。流行にはちょっと遅れて乗って、「別に流行ってるからってわけじゃないよ、俺はね。」みたいな雰囲気だしつつ観てきた。起こり得にくい現実だろうから、賛否両論はあるだろうけど俺は面白かった。電車男が「どうしていいか、何話していいのかわからん」って悶えるところには共感しまくりだし。たしかに純愛。何を以って純愛なのかは知らん。純愛じゃない愛って何だ?って感じだが。
電車男エルメスの関係よりも、俺が涙腺が緩んだのは「お前には俺たちがついてる」って仲間愛。『グーニーズ』『僕らの七日間戦争』観たあたり以来もうずっと弱い。これこそまさに純愛。人ってそれぞれドラマ抱えて一生懸命生きてるじゃん。ずっと「このままじゃいけない」って思いながら。なのに先に進められなくて、誰かのせいにしたり、生まれた環境のせいにしてさ、めぐりめぐって最初からわかってた甘えや怠惰してる自分のせいで、また悶々としちゃって。そんなこと考えてるなかで誰かの頑張ってる姿を見せられちゃったら、自分の考えてたこと自体が人間小さくしてる原因なんだってそりゃ気づくわね。いや、気づいてたけど、さらにもう一押しされたような、要はとりあえず進めと、やってみろってことねと。「このままじゃいけない」から「もっと上へ」へ。
たしかに、「人間は不平等。全知全能の神とやらがいたら出てこいよ」とはいつもいつもずーーーーーーっと思ってるけど。

とにかく今日は観てほんと穏やかな気持ちになれた。主題歌歌うオレンジレンジにさえも。