気持ち悪いことを考えよう。

今日は何事も結果として目立つためには、地味にコツコツしなきゃならないっていう実践をした。一日中社内で個人データ照会。販売したシステムを納入するために、手書きで書かれた情報を、コンピュータに入れて管理をしやすく、また応用できるようにするための最初の作業。必要不可欠な作業で、単純で地味な仕事は当然のようにまだ半人前にも満たない新人に与えられる仕事。社内の人間のものではない履歴書を扱うもので、金庫に保管してる個人情報そのものだから、アルバイトにやってもらうわけにもいかず(アルバイトを雇って済むのなら入社できていないだろうが)、ずっと書類とにらめっっこ。何百人とあるから明後日まではかかるだろうか、正直ちょっと滅入る。

同じ作業をずっとしてると「こんなことしてていいのだろうか」なんて思えてくる。自分だけ止まっちゃって成長できていないような、周りに置いていかれているような不安にさいなまれる。「マイペース」なんて言って周りに余裕みせてるくせに、実は自分の順位決めちゃったりなんかして。あー嫌な奴だ俺。
そう、こうやって自分で思って自分で落ち込むのがいけない。前向きくらいしか取柄がないくせに、いかんいかん。
こうやって落ちたときこそ、ポジティブに考えるように。昔は一人だけでテンションあげると、後で後悔してさらに虚しい気分に昔はなったものだが、もうそれすら慣れてしまった。だから救いようがないほど前向きだと自分では思ってる。

ちょっと先のことを考える。社内外で自分の存在は周知され、バリバリ仕事ができるうえに、自分の時間も大切にしてる姿を想像する。光にあたると確認できる淡い光沢のある黒いスーツを着て、朝自宅のマンションから出勤し、仕事は何故かプレゼン(これができたら格好良いと思ってる)で、何故かいつも成功してる妄想をする。将来の自分はもしかしたらすげーやつになってるんじゃねーかなんて幻想を抱く。はい、気持ち悪いね。でもそれでいい。想像→妄想→幻想→→→いつか現実、なんて馬鹿だけどこっそり思ってたりすることが、仕事のモチベに繋がっているのは事実。

この先、現実に押しつぶされそうになることはいくらでもあるはず。実際、適当に仕事ができて、ペースさえ掴めばそれなりに生きていける。
でも俺は惰性で生きていきたくない。
充実した人生を送ることに関しては負けられないので。